職員がなにかと焦る年度末 (2012/03/02掲載)


■今聴くべき立川流

 先日、チケットを買いに来たお客様に「チケット売れてますか?」と聞かれたときのこと。「いや…まぁまだそれほどでも…」と煮え切らない私に対してお客様。「まだ残ってるの?!志らくだよ?談志が死んだこのタイミングでも?」とたいそう驚いておりました。落語好きのお客様ならさもありなんな反応なだけに「えぇ…まぁ残念なんですが…」と苦笑するしかなかった私。昨年11月に5代目談志が亡くなってはや数ヶ月。書店などではいまだに『追悼・立川談志』と題し関連書籍やCD、DVDが数多く売られ、やはりその影響力の大きさには驚かされるばかりです。それと同様に、首都圏では談志バブルと言われるほど立川流の落語会が軒並み満席になる現象が続いているようで、まぁ、そんなこともあってのやり取りだったわけです。

さて、以前も書いたような気がしますが、5代目談志のお弟子さんたちの中には「立川流四天王」と呼ばれる4人(志の輔、志らく、談春、談笑)がおりまして、もちろん立川流にはまだまだ面白い落語家さんがたくさんいるわけですが、まぁ要するに「売れてる」4人なわけですよ。私は個人的に4人全員の高座を生で観ているのですが、4者4様みなさん凄いですよ。いや個人的趣味の押し付けみたいで恐縮なんですが、本当に全員大好きです。四天王の中でも既に別格の感がある志の輔、名人の風格が出てきた談春、ロックな爆笑王談笑、そして5代目談志の狂気的センスを受け継ぐ男志らく。談志バブルとか抜きにして、本当にイイんですよ、立川流。

と、あまり熱く語って皆さんに引かれると困るので、そろそろ告知を。すでにご案内の通り3月24日(土)18時30分より「おおだて特選落語会17−立川志らく独演会−」を開催します。チケットは残念ながらまだございます。5代目談志亡きあと絶対観ておくべき落語家さんです。皆さまぜひお誘いあわせの上ご来場お待ちしております。(山)


■友の会募集開始しました

 「ブラタモリ」を見終わって書き始めたからという訳ではないですが、ちょっとローカルな地理問題を。

 東台から観音堂方面に下る有浦‐東台線の鳳凰大橋。東台側から標高差16mとずいぶん下っています。さて、問題です。大館市民文化会館と大館樹海ドームでは、どちらの標高が高いでしょう?

 答えは、樹海ドーム。ドームの正面入口の標高は90m、対して文化会館の正面入口は73mです。ドームから市役所方面を見ると、結構小高く見えるんですが、意外ですね。ちなみにイオンスーパーセンターは66m、いとく樹海店で70mくらいです。この2店には文化会館、勝ってるんですけど、って勝ち負けじゃないんですが。ま、それだけの話です。

 下らないついでに、もう一つ。ニューヨークの自由の女神像の高さ、知ってますか?

 答えは46メートル。これはトーチの先までの高さで、身長は34mほどです。もっと高いだろうって?台座が47mあるので合わせると93mになります。で、何が言いたいかというと、台座を除くとこの自由の女神、樹海ドームにちょうど収まる高さなんです。樹海ドームの有効高さ(天井のスピーカーまでの高さ)は46・2メートルですから、まさにピッタリ。これもだからどうしたと言われそうかな。

 それでは気を取り直して文化会館から業務連絡を。

 24年度大館市民文化会館友の会会員の募集が1日から始まりました。年会費千円、今年も損はさせません。

 チケット発売状況は以下の通りです。

 4月15日(日)の「週末よしもと」は絶好調、まもなく文化会館分は売切れの見込みです。

 5月22日(火)の「マリア・フォシュストロームアルトリサイタル」、まだまだあります。こういう地味だけど絶対にいいコンサートが売れる大館にしたい。ということで次回はじっくり説得にあたりたいと思います。(陽)