チケット買ってください(2013/12/20掲載)


 あっという間に年末ですね。皆様なんだかんだとせわしない日々を過ごされてることとは思いますが、文化会館も年末年始と自主事業が続きます。少しだけゆったりとした気持ちで文化会館に遊びにいらしてみてはいかがでしょうか。


■公演を終えて

 先日12月8日の『弘前大学津軽三味線サークル大館公演』は、約千人のお客様にご来場いただき盛会のうちに幕を閉じました。2011年から数えて3度目の大館公演ですから、そろそろ飽きられてくる頃かと心配していましたが、それも杞憂に終わりました。これだけ多くのお客様にご来場いただけるのは、津軽三味線の人気なのか、ワンコイン500円という価格設定なのか、いまだに図りかねるところもありますが、いずれにしてもご来場くださいました皆さま、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。中には「もう少し演奏レベルを…」なんてシビアなお客様もいらっしゃいましたが、あくまでも大学生の、しかも一般サークルの公演ですから、その辺は大目に見ていただければ幸いです。学生たちは持てる力をステージで出し切ったはずですから。


■クラシック2題

 さて、このコラムでも何度もお知らせしていますが、年末年始の自主事業はクラシックの公演が2本です。公演が迫ってきたのでしつこくお知らせを。

 まずは『篠崎史紀ヴァイオリンリサイタル』が12月21日(土)14時より、大ホールにて開催です。当代を代表するヴァイオリニストの一人でN響第1コンサートマスターの篠崎さん、通称「まろさん」と、秋田の輝ける星、ピアニスト佐藤卓史の豪華顔合わせです。全席自由席、一般3000円、高校生以下1500円(当日各500円増)で、各プレイガイドにて好評発売中です。プログラムは、ブラームス「ヴァイオリンソナタ第2番イ長調」、ゴセック「ガヴォット」、エルガー「愛の挨拶」、ヴェチェイ「悲しいワルツ」、アレンスキー「セレナーデ」、レハール「メリー・ウィドウ・ワルツ」、ジーツィンスキー「ウィーンわが夢の街」などなどを予定しています。まろさんのとろけるようなストラディヴァリウスの音色で聴く名曲の数々、年末に至福の時間をお約束します。

 そして年明けには、宝くじ文化公演『東京フィルハーモニー交響楽団ニューイヤーコンサート』が1月12日(日)14時開演、会場は会館大ホールにて。指揮に渡邊一正、ソリストにヴァイオリニストの川久保賜紀を迎えて開催します。チケットは全席自由席、一般3000円、高校生以下1500円(当日各500円増)で、こちらも各プレイガイドにて好評発売中です。プログラムは、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲二長調」、ベートーヴェン「交響曲第7番イ長調」を予定しています。最後の通称「ベト7」は、「のだめカンタービレ」で一躍大人気曲になった曲ですね。

 ということでお知らせさせていただきましたが、この2公演、正直申し上げて前売券の売れ行きがあまり芳しくありません。このコラムでこんなことを書くのは本意ではありませんが、背に腹は変えられないということで書きます。チケット買ってください。お願いします。2公演とも間違いなくすばらしい公演になります。ぜひ観に来てください。お客様アンケートに「空席があって出演者に申し訳ない」というご意見をいただくこともありますが、誰よりもそう思っているのは我々会館スタッフです。どうしてこんな良い公演が売れないんだろう…と弱気になることもありますが、1枚でも多くみなさまにチケットを買っていただけるよう頑張っていきたいと思います。まだまだ間に合います。電話での予約も受け付けています。みなさま是非お誘いあわせの上ご来場ください。詳しくは大館市民文化会館(0186−49−7066)までお問い合わせくださいませ。(山)