宝塚宙組!ベルばら演ります!(2014/04/18掲載)


■宝塚大館公演再び

 9月18日(木)『宝塚歌劇宙(そら)組大館公演』の開催が決定しました。昼夜2回公演で、昼は14時、夜は18時開演。大館市民文化会館大ホールにて開催いたします。チケットは全席指定。S席7000円、A席6000円で、6月29日(日)より一般発売開始予定です。プレイガイドや発売開始時刻に関しては現在調整中ですので、正式に決定し次第、みなさまにお知らせいたします。今しばらくお待ちください。なお、会館友の会会員対象の先行予約を行う予定です。詳しくは会報(友の会ニュースレター)にてお知らせいたします。

 大館での宝塚公演は2011年以来3年ぶり3回目です。2011年といえば、あの東日本大震災の年。その年、仙台で開催されるはずだった宝塚歌劇の公演も、会場が被災したため中止となり、その代替公演として開催したのが宝塚歌劇花組大館公演でした。そういう意味で、前回の大館公演は我々にとっても忘れられない公演でありました。それから3年。宝塚少女歌劇(現宝塚歌劇団)が宝塚新温泉で初公演を行ったのは大正3年のこと。つまり今年は、宝塚歌劇発足百周年のアニバーサリーイヤーに当たります。そんな記念すべき年に、また宝塚の舞台を大館に迎えることができることを嬉しく思います。

 今回の演目は宝塚歌劇の代表的作品でもある「ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編」です。ご存知のとおり、原作は池田理代子さんの漫画「ベルサイユのばら」なわけですが、宝塚歌劇団によってミュージカル化されたのが1974年。その初演以来、通算上演回数は1500回以上、通算観客動員数は450万人以上という、化け物のような作品として今もファンに愛され続けている演目です。初演時の演出を手掛けたのは俳優の長谷川一夫でしたが、企画当初は首脳陣から「漫画が原作ではだめだ」と却下されたり、原作ファンから「イメージが壊れる」などと反対も強かったといわれています。そんな逆風にもかかわらず初演は大成功を収め、その当時停滞気味だった宝塚歌劇の人気を復活させる作品となったばかりではなく、宝塚ファンではない一般人に「宝塚歌劇」の代名詞として認知され、宝塚歌劇団にとっての「ここ一番」に上演されることが多い演目となっています。ということで、宝塚歌劇百周年という記念の年に相応しい華やかな舞台が大館で繰り広げられます。この機会をお見逃しなく。


■管理を十分に

 先月の話になりますが、広島の三原市芸術文化センターで、敷地内の樹木が突然倒れて通行人に直撃し、残念ながら1人が亡くなるという痛ましい事故が起きました。全国ニュースになっていたので、記憶にある方も多いかもしれませんが、同じく文化施設をあずかる身として、他人事ではないなと背筋が寒くなる思いをしました。大館市民文化会館の敷地内にある桜の樹は、もともと大館桂高校があった頃からのものです。なかなかに古い木々なので、今まで以上にしっかり管理をして安全を確保していきたいと思います。 


■友の会会員募集中

 宝塚の告知でも少し触れましたが、大館市民文化会館友の会の26年度会員は現在も募集しております。入会金は無料、年会費1000円で、会館自主事業のチケット割引、チケットの先行予約、自主事業の情報を会報としてお送りするなどの特典があります。もちろん宝塚の先行予約もございます。みなさまのご入会をお待ちしております。なお、現在会員の方も更新手続きが必要となりますのでご注意願います。詳しくは大館市民文化会館までお問い合わせください。(山)