大館市民文化会館、本年も大変おせわになりました。(2016/12/16掲載)

 気づけば今年最後の桜町通信となりました。本年も大館市民文化会館をご愛顧いただき誠にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。大館市民文化会館の年末年始は、12月29日から年明け1月3日まで休館とさせていただきますのでご了承ください。寒い日が続きますが、風邪など引かぬようみなさまくれぐれもご自愛くださいませ。

■日曜日はピアノマラソンです
 『第31回大館市民文化会館スタインウェイピアノマラソン』は、18日(日)大ホールにて10時開演、入場無料です。私的には冬のピアノマラソンが来ると、「あ~、今年ももうすぐ終わりかぁ~。」なんて、儚いような切ないような気持ちになってしまいますが、それも年齢を重ねるにつれ時の過ぎゆくのが加速度的に早く感じてしまうからなのでしょうか。本当、何をしても楽しかった若い頃が懐かしく思います…。なんて、そんな愚痴をこぼしている場合ではありません。まだピアノマラソンは終わっていないのです。今回も、県内外よりたくさんのピアニストたちが、思い思いに素敵な演奏を披露してくれます。ぜひ、皆様もご来場いただき、ピアノの音色と共に今年一年の出来事を振り返ってみてはいかがでしょうか。たくさんのご来場をお待ちしております。

■懐かしい映画をどうぞ
 2月25日(土)、26日(日)の2日間、両日とも10時より中ホールにて『昭和名画座~第14集~』が開催されます。先程のピアノマラソン文中でも少しだけ触れましたが、無性に過去を懐かしく思うのは私だけではないはずです。もちろん、過去は振り返らないという人もいるかも知れませんが、私なんかは思いっきり振り返ります。あの時はこうだった、ここでこうすれば良かった…なんて。でも、その過去があるからこそ今の私がある訳で、決して過去に戻ることはできません。私は、そんな思いに溢れた時、無性に昔の映画が観たくなるんです。あの、懐かしい風景や乗り物等を見ると子どもの頃に戻ったような、何とも言えない不思議な感覚になるのが良いんですよね。なんて、やっぱり年のせいでしょうか(笑)。ということで、25日(土)は「洲崎パラダイス赤信号」「雁の寺」「独立愚連隊」。26日(日)が「雁の寺」「洲崎パラダイス赤信号」「日本のいちばん長い日」の3本立てで、入場券は500円(当日券同額)です。皆様、ぜひ懐かしき青春時代の想い出が甦る昭和名画座をお楽しみください。(工)

■1/21祭囃子が聞こえる
 そんなタイトルを書きましたが、ショーケンのドラマも柳ジョージの歌も関係ありません。お祭りといえば山車(ヤマ)とお囃子。笛や太鼓の音は否が応にも心躍るものです。10月には大館樹海ドームで「新秋田の行事」が実施されました。秋田の民俗芸能やお祭りが一堂に会するというイベントでしたが、祭囃子や民族楽器の素晴らしさを改めて実感させられました。理由はうまく説明できませんが、祭囃子も含めて、笛や太鼓などの民族楽器には、何か直接魂に訴えかけるような魅力があるような気がしています。そんな民族楽器の魅力がたっぷり詰まった企画をやりたい。そんな思いで今回は、津軽の横笛奏者・佐藤ぶん太氏を迎えたコンサートの開催を決定しました。  2017年1月21日(土)14時30分開場、15時開演、大館市民文化会館中ホールにて『津軽の笛とフラメンコギターの世界』を開催します。旋律を奏でる津軽笛の圧倒的な存在感、情熱的な脚色をするフラメンコギター、そしてそこにリズムと調和をもたらすパーカッション。異色の組み合わせかと思われるかもしれませんが、どこか懐かしく、郷愁を感じさせる楽曲群には感動させられること間違いありません。出演は横笛奏者の佐藤ぶん太、フラメンコギターの智詠(ちえい)、パーカッションの熊本比呂志(くまもとひろし)の3名。そしてゲストに地元大館曲げわっぱ太鼓の大沢しのぶを迎えての開催となります。チケットは全席自由席、一律2,000円(当日2,500円)で、各プレイガイドにて発売中です。皆様お誘いあわせの上、ご来場くださいますようご案内申し上げます。詳しくは大館市民文化会館0186-49-7066までお問い合せください。(山)