横笛、一聴の価値あり(2018/01/19掲載)

 先日13日に開催しました大館市民文化会館開館35周年記念事業『仙台フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサート』。残念ながら満席にはなりませんでしたが、多くのお客様にご来場いただき、無事終了できました。ご来場いただいたお客様、素晴らしい演奏を披露していただいた指揮の角田さん、ソリストの須川さん、仙台フィルの皆様、そして共演した鳳鳴、国際情報、桂桜、各高校の吹奏楽部の皆様、とても感動的で素晴らしい演奏会でした。主催者として皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

■1/27(土)佐藤ぶん太
 さて、仙台フィルも終わって、お正月気分もだいぶ薄まったと思いますが、いよいよ近づいてきました。1月27日(土)は『津軽笛×JAZZ×和太鼓×DANCE』です。中ホールにて14時30分開演。津軽笛奏者の佐藤ぶん太、ジャズピアニストの森丘ヒロキ、和太鼓奏者の大沢しのぶ、ヒップホップダンサーのSHINPEIという、異ジャンルの名手たちによる大館限定のコンサートです。もちろんメインは佐藤ぶん太さんの横笛。この横笛は音楽好きなら絶対聴くべきです。とにかく一聴の価値あり。今年はカーネギーホールでの公演も決定している素晴らしい横笛奏者です。皆様ぜひご来場ください。また、何度かご紹介している通り、当館では今年9月から「佐藤ぶん太の横笛ワークショップ」を開催しております。そのワークショップの集大成でもあるこのコンサートは、ワークショップ参加者のみなさん(佐藤ぶん太の子分たちin大館)も出演者として舞台に立つんです。ご親族やお友達の皆様、ぜひ応援にいらしてください。そのほか、SHINPEIさんのダンスチーム・teamK.O.A+S.D.C.Cや、弘前の囃子キッズのみなさん、もちろん大沢さん率いる大館曲げわっぱ太鼓も出演します。チケットは全席自由席。一律2000円(税込)で、各プレイガイドにて好評発売中。詳しくは大館市民文化会館までお問い合わせください。(山)

■『昭和名画座』絶賛発売中!
 2月24日(土)、25日(日)の2日間、中ホールで『昭和名画座』開催。
 上映作品1本目は、監督・吉田喜重、岡田茉莉子、長門裕之ら出演、愛と挫折のメロドラマ『秋津温泉』。2本目は、監督・大島渚、阿部哲夫、渡辺文雄ら出演、無名の俳優が見せた素晴らしい演技が光る『少年』。3本目は、監督・篠田正浩、出演・中村吉右衛門、岩下志麻、他。新しい手法が盛りだくさんの『心中天網島』。最後4本目は、監督・今村昌平、緒形拳、三國連太郎、ミヤコ蝶々、倍賞美津子ら豪華キャストでお届けする『復讐するは我にあり』。まぁ、この主人公(緒方拳)が悪の限りを尽くしていて、これが実際に起こった事件を元にしているというのも本当に驚きです。
 時間は両日とも9時開始で、24日が上記の順で上映、25日は逆順での上映。入場料は500円(1日券4本立て)。もちろん、1日4本鑑賞は非常に疲れますので、体調を考慮しながらお楽しみください。

■子どもたちにかける思い
 昨今、少子高齢化の影響により子どもの数が減り続け、必然的にピアノや歌など芸術分野の習い事をする子どもたちの数も減少の一途をたどっています。これも時代の流れだからと言ってしまえばそれまでですが、私たち文化会館職員にとっては、とても切実な問題なのです。
 子どもたちは地域の宝であり、これからの未来を担っていく全ての基礎となる存在です。その子どもたちが心豊かに成長していくためにも、幼少の頃から良質な音楽や舞台に触れることが大切であり、子どもたちの純粋無垢な心で様々な芸術文化から何かを感じ取りながら成長してもらいたい。そして、そんな子どもたちが大人になった時、芸術性溢れる豊かな大館市へと導いてくれることを願っているのです。
 ということで、当館では学校や学年の枠を超えた児童合唱団『大館ジュニアコーラス』等、子どもたちが参加できる事業が色々ありますので、あなたも楽しみながら心の成長、してみませんか?新年のジュニアコーラスは、今日からスタート♪たくさんのご参加をお待ちしております。(工)

■3/4(日)落語30
 平成14年からスタートした「おおだて特選落語会」も、いよいよ30回目を迎えます。3月4日(日)は『おおだて特選落語会vol.30~二代「立花家橘之助」襲名披露興行~』です。中ホールにて15時開演。全席自由席の一律2500円(税込)で1月28日(日)よりチケット発売開始です。出演は三遊亭小円歌改メ二代立花家橘之助、柳家喬太郎、三遊亭歌武蔵、柳家やなぎ(二つ目)。30回を記念して華やかな落語会となります。みなさまお誘いあわせの上、ご来場ください(山)