『指定席でいいですか?』 (2006/11/17掲載)

「えー?!もう前のほうないの?!」と驚くお客様の言葉に驚く私。苦笑いを堪えながら「いやぁ9月から売ってますので流石にねぇ…」とお答えするわけですが、あんまり売れてないと思われているかと思うと、ちょっぴり切なくなりますね。

さて、何の話をしているのかと申しますと、11月24日(金)19時開演のわらび座ミュージカル「棟方志功・炎じゃわめぐ」のこと。青森が生んだ世界的画家である棟方志功と、その人生を支え続けた志功の妻・チヤの人生を描いた劇団わらび座のミュージカル。志功をわらび座の名優・安達和平さんが、妻チヤを鹿角出身の女優・阿部佐和子さんがそれぞれ演じ、笑いあり涙ありの素晴らしいミュージカルとなっています。その上、宝くじの助成により前売り1,500円とお求めやすい料金でのご提供となりますので、ぜひこの機会をお見逃しなく。あ、なんだかすっかり宣伝になってしまいましたね。この桜町通信で宣伝ばっかりしててもつまらないので、もうやめます(笑)。

話は変わって指定席と自由席。どちらが好きですか?実はこれ、主催の各種公演を開催するにあたり、毎回どちらにしようか結構頭を悩ませるポイントなんです。私個人的にチケットを購入する場合は指定席が好きですね。チケットが買えた時点で席が確定してますから、公演当日に慌てて会場に行くこともなければ並ぶ必要もないわけですし、購入時に席を選べる場合は、自分の好みの席を選べるという意味でも指定席が好みです。ですがこれはあくまで買う側の視点での話であり、これが売る側の視点になると、またちょっと考え方が変わってくるのです。もちろん自由席にも指定席にもそれぞれメリットとデメリットがあるので、だからこそ迷うのですが。

指定席の場合「残席が少なくなってきたときの券売」が非常に難しいという点がデメリットとして挙げられます。大抵の場合チケットは会場の中央部分から外側に向かって売れていき、そして最終的に両端の数席と後ろの数列が残ることになります。そうなると「俺は会場の隅っこが好きなんだ!」という奇特なお客様はなかなかいないわけで、急にチケットの売れ行きが鈍ります。その点自由席の場合は座席の位置に関係なく、とりあえずチケットを買ってもらうという売り方が可能になるわけで、最後まで売り切りやすいとも言えるわけです。今回のわらび座ミュージカル「棟方志功・炎じゃわめぐ」は悩んだ末に全席指定。これからはチケットの購入が1日遅くなるたびにグッと席の選択肢が狭まっていきます。ご購入を予定されている方は出来るだけお早めにお求めくださいね。

最後に、大館市民文化会館恒例イベントのピアノマラソンが12月17日(日)に開催されます。参加者募集中ですので奮ってご参加ください。各種お問い合わせは0186-49-7066大館市民文化会館まで。(山)