ピアニスト佐藤卓史、凱旋 (2008/07/04掲載)

■佐藤卓史いよいよ発売
県北にもファンの多い秋田出身のピアニスト・佐藤卓史。東京藝大を首席で卒業後、現在はドイツ・ハノーファー音楽演劇大学に在学中です。一段と演奏に磨きがかり、昨年はドルトムントで開催された第11回シューベルト国際コンクールにみごと優勝して、日本だけでなく世界各国で演奏機会が増えています。
大館への凱旋公演は来たる9月3日(水)午後6時半開演。プログラムはベートーヴェンからプロコフィエフ、ショパンにシューベルトと、楽曲の魅力と佐藤卓史の演奏能力の高さが共に味わえるものとなっています。
前売券は各プレイガイドで7月6日(日)発売開始です。一般2000円、小中高生1000円という手頃な料金でお求めいただけます。秋田が生んだ最高のピアニストを、ぜひこの機会にお聴きください。良い席はお早めに。

■第九合唱団スタート
年末の「第九」に向けて6月からいよいよ練習が始まり、28日には在京の合唱指導者・斎藤育雄先生の指導もありました。斎藤先生の言葉によれば市民合唱団のスタート時点は「まあ、こんなものですよ」とのこと。12月の本番に向け長丁場の練習(毎週土曜日です)は続きます。まだ定員に達していませんので、第九合唱団員の募集は引き続き行っています。全くの初心者もいる第九合唱団にご参加お待ちしています。見学もOK。まずは大館市民文化会館49・7066までお問い合わせください。

■10日はトロカデロ
男性コメディバレエの草分け、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団の公演は、いよいよ来週の木曜日に迫りました。おかげさまでS席は売り切れ、A席のみ多少の残券があります(3日現在)。鑑賞希望の方、お急ぎください。
8月9日(土)の「神田山陽独演会〜百連発カヤの中〜」も好評発売中です。講談に新しい地平を開く山陽師の、まさに現代の話芸を楽しめるのは150名限り。ぜいたくな話です。売り切れ御免につき、こちらもお早めに。

■ジュニアコーラス頑張ってます
6月29日、秋田市のアトリオンで秋田県合唱祭が開催されました。児童合唱団から小中高大の学校合唱部、ママさんコーラスに混声合唱団と、全県から40を超える団体が出場して歌声を響かせる、県内合唱団体の祭典です。大館市民文化会館が運営に関わっている大館ジュニアコーラスも、昨年に続き大館一中合唱部と合同で参加しました。演奏曲目は「月の沙漠」とサン=サーンスの「アヴェ・ヴェルム」の2曲です。講師の高橋薫先生の講評がとてもうれしいものでしたので、紹介させていただきます。
「素直な声で柔かいうたい方、自然な音楽の流れ、とてもよいと思いました。細かい部分にていねいにきちんと手が入っていて(例えばAmenのnの響かせ方)好感的に思います。今日一日の中で最もよい演奏のひとつだと思います。感心!!」
評価の多くは一中合唱部に負うものかも知れませんが、結成4年目の大館ジュニアコーラスもそれなりに成長してきていると感じられた一日でした。小中高生を対象とするジュニアコーラスは年間を通じて団員を募集しています。関心のある方はぜひ練習を見学に来てください。練習は文化会館で、毎週金曜日の午後7時からです。 (陽)